第1章・ネコートちゃん

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(つづき) 圧倒的な水量を叩き落とす滝と、それを受け入れる湖。 生命満ち溢れる自然の宝庫たる密林は、今日も陽光眩しく…… 「サッサと行くニャ🐱」 なんだよ❗今ステキモノローグの最中なのにっ❗ 「劇場でやれニャ。今は狩り場ニャ🐱」 劇場公開なんて絶対無いじゃんか❗今やらなくて何時やるの❗ 「ワケわからんニャ❗とにかく時間が勿体無いニャーッ❗🐱💢」 さ、行くよハンク君。ほら、なにボサッとしてんの。 「うニャー‼🐱💢」 さて、おそらく北の小島に繋がる密林地帯が、ダイミョウザザミ大発生の地であろう。 湖を左手に見ながら、沿うように砂浜を走り抜ける。 ……ホント、海辺と間違えるよな。 北の密林地帯、エリア3に到着すると、早速ギチョギチョ言ってるダイミョウザザミを発見。 さ、狩りましょうかね。ハンク君、よろしく❗ 「了解ニャ🐱」 防御力は薄いが、武器はG級。 さして時間も掛からず一匹目討伐。 ザクザク剥ぎ取り4回。 「この調子ニャ🐱」 うんうん。上位は楽々だにゃ~🎵 ……などと、余裕をぶっこいていられたのも、一匹目までだった。 (ゴゴゴ……) やべ、納刀遅れた… (ドカッ‼)       ☆キラン      / の゙っ⁉/ (ぶしゅーっ💨💨) ぐはあっ‼ 「ギルドに霊柩隊要請するかニャ~🐱」 (ガバッ‼) なにその不吉な隊⁉ねえよ、そんな隊❗ 「G級ハンターが、上位ザザミに大苦戦ニャ🐱💧」 う、うっさい❗ちょっと油断しただけだいっ❗ その後も、ついつい深追いして体力ゴッソリ削られる場面もあったが、とりあえず4匹討伐、1匹捕獲。 ……もう帰ろ。🏃 「まだ30分も残ってるのにニャー🐱💧」 いいんだよっ、ノルマこなしたんだから💦 村に戻ると、ネコートちゃんから、勲章・ネコートの付け髭を貰った。 ……付け髭?ええっ? 「わ、わたくしのは付け髭ではないぞ❗その勲章は熱烈過ぎる要望に応えた、わたくしとしては譲歩に譲歩を重ねた、やむを得ない代物で……❗」 ……ネコートちゃん。 「な、なんだ⁉」 お茶目❤ 「……‼(//△//)💦」 (ダイミョウザザミを狩り尽くせ❗・終わり)
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