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先生は続けます。
「ですから…
一番最初の細胞分裂の時点で18番目の染色体が２本から１本に分かれずにくっ付いて、３本になったんでしょう。
そして、18番目の異常のまま細胞分裂は繰り返されるわけですから…
染色体異常は受精の段階でもう決まっているので、誰にでも起こり得る事だと言えます。
それと、自然流産では殆どが染色体異常であったという報告もあります。
やはり異常な受精卵は、子宮に留まりにくいのだと思います。
流産を繰り返し、命に縁がない場合はあまり染色体異常児は生まれてこないでしょう。
命に縁があれば、生まれてしまうのも仕方のない事だと思います。
ダウン症では1000人に１人
18トリソミーは大変少なく5000人に１人と言われます。
縁があって翔麻君は生まれてきたのです」
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