prolog

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「はよ~‥‥」 通い慣れたスタジオの三階の突き当たり。やっとこの芸能界で信用を持たれているのか前より大きくなった楽屋のドアをガチャっと開ける。 KAT-TUNだけの楽屋だしわざわざノックなんてしない。 だが それが命取りになるとは‥‥‥ 「‥‥ってお前ら何やってんの?男二人で 隣にいるとか気持ち悪ぃよ?」 「お、お前 ノックぐらいしろよ!!!」 「はぁ?何で自分の楽屋に入るのにノックが必要なんだよ」 「だ、だって中で何してるか分かんね「中丸、うるさい」‥‥‥はい。」 「お前何言っちゃってんの?中で何するって男同士なんだから着替え見たって何も思わねぇだろ」 「‥‥‥‥赤西さ 今入ってくる瞬間<トキ>俺らのこと見てた?」 「はぁ?上田と中丸?見てねぇよ。」 なんなんだよ。朝っぱらから意味分かんねぇ事ばっか言いやがって‥‥‥‥‥ 「‥‥ふ~ん。見てなかったんだ‥‥。ま、いい機会だし言っちゃおうよ、雄一。」 「え!?た、た、たっちゃん?本気!?」 「っておい!お前ら呼び方おかしくねぇか?仲良いからってそれはやべぇだろ。」 ―――変な事を聞いた俺が馬鹿だったんだよな。次に返ってきた言葉に目眩がした。 「俺と雄一は付き合ってる」 _
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