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「――――…は?」
――…付き合ってるってあの男の子と女の子がいちゃいちゃらぶらぶするお付き合い?
…………ナイナイナイナイ!
「……あれ?お前はこっちの人だと思ったから言ったんだけど違った?」
「ナイナイナイナイ!俺に男を好む趣味はねぇ「じゃあ亀は?」………ょ」
――ぶっちゃけ ドキッとしたんだ。今までそう思いたくなくて考えないようにしてただけなのかもしれない。
「亀の事……好きなんでしょ?」
――あぁ、やっぱり俺はもうトマラナイ所まで来てたんだ………。
「………あ「おはよー!!!」」
タイミング悪ぃ………誰?
「あ、亀。おはよー。」
「………って うぇえ!?」
「たっちゃんおはよっ!……仁、何ビックリしてんの?きもーい」
「う、うるせぇよ馬鹿!」
「はぁ!?おま、それはねぇだろ?まじうざぁ……」
「黙れ!ちび!」
「ひどっ!うるさい!デブ」
久々に楽屋には 俺と亀の怒鳴り声が響いた。もちろん全部冗談って分かってっから許せるけど、初めて見る奴はただの口ケンカに見えるくらい発してる言葉は罵倒する言葉ばかり。
でも、嬉しかったんだ。どんな会話も何もなかったかのように普通に会話が出来ることが。
――上田の戦略?
んな事はないと思うけど少なからずこうやって話せたのは上田達のお陰。
「………さんきゅ。」
未だにギャーギャー言ってる亀や奥の方で雑誌を読んでる上田や後からきた聖と話してる中丸には聞こえないように小さく呟いた。
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