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最初の一撃で倒れていたはずのフードの1人が、今まさに立ち上がろうとしていたのだ。それも撃ち抜いたはずの足を諸共せずにである。そして、完全に立ち上がった瞬間、身に付けていたフードが外れた。
その下から現れたのは人ではなかった。
のっぺらぼうに、木目が特徴的な等身大の人形。
道理で気配も薄ければ、何の返事も返って来ない訳だ。
思わず目を見開くレーラだったが、
「全く……いつから私の仕事は、こんな化け物退治になったのかしら?」
忌々しく呟いた。
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