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「まぁ、言いたい事は分る。だが、持っていて損はないぞ、レーラ殿」
「そうね。……これなら、普通の弾としても使えるわね」
とりあえず、差し出された弾丸を貰う事にしたレーラ。
追記とばかりに奏の話では、いつも出入りしている武器屋に頼んで作成したものとの事で精度は折紙付きとの事だ。
――そして今、その弾丸はガンベルトに予備として挿してあった。
(まさか、早速この弾の出番が来るとは思ってもいなかったわ。……でも、どのタイミングで弾を交換れば?)
そこが大きな壁だ。
このままのこう着状態は、どう転がっても生身の方が不利である。
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