冒険1 異世界への招待

3/7
前へ
/7ページ
次へ
「兄貴っ、ユウ兄貴!!聞いてくれよ!母ちゃんが~!!」 「こらっ、カイ!勝手に入ってくるなって言ってあるだろ。ノックぐらいしろっ」 「何だよ、ホント兄貴は細かいな~。これでいいのか?」  ドンドンドン  カイは力任せにドアを叩き、そのまま勢い良くドアを閉めた。  バタン!!  大きな音が部屋中…いや家中に鳴り響き、少し部屋が揺れた。  古い家だし、壁も薄いからあまり大きな音をたてると、その振動で家が揺れることがたまにあるんだ。  もしも大地震がおきたら…家は間違いなく全壊だろうな。
/7ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加