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「私昔から転校ばっかりで、やっとここに長く居られると思ってたのに」
彼女はゆっくり
俺の前の席に座った
「また友達と離れなきゃいけない…田島君とももっと話し出来たら良かった」
今にも泣き出しそうなその表情を俺は見ていられなくて
うつ向いてしまった
「岩崎なら…」
「?」
「岩崎なら!絶対向こうでも沢山友達出来るよ!
だから…」
(そんな顔するなよ)
最後の言葉を押し込めて彼女を見た
「ありがとう。田島は優しいね」
そう言った彼女は
もう笑っていた
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