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人は誰でもいつかは死んで
そしてまたどこかで生まれて、きっとまた……会えると信じてる……
時は勇介らが人間界での最終決戦を向かえるよりも2年ほど昔の話しになる。
そう他の人たちと変わらぬ普通の家族がここにはいた。
家族三人、身を寄せ合い暮らす三人が……
「それじゃ行ってくるね」
「行ってらっしゃいお兄ちゃん」
二人の妹に見送られ彼は鞄と柔道着を肩に下げ家を出る
玄関を出ると空には適度な雲と暖かい太陽
季節は9月、夏を過ぎこの東京も過ごしやすい季節になって来たかな。
学校に向かって走り出す少年
彼の名前は早瀬啓介『ハヤセ ケイスケ』
この物語で核となる人物である
竜崎グループにより創設された四校のうち西にある通称白虎校に通う高校1年生である。
「さ、私たちも学校に行く準備しましょう藍香ちゃん」
藍香と呼ばれた子は一言、うんといい相手の手を握る
啓介の二人の妹
双子姉妹の姉である優香と妹の藍香
啓介より1つ下の姉妹なのだが家での家事はもっぱら二人がこなす
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