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AM6:15
俺は目覚ましを毎日止めている。
そして毎日同じ事の繰り返し。
AM7:15。
店長を勤めるカフェに出勤し、シフトを確認。
AM8:30には社員が出勤する。
「おはようございます。店長」
こいつは水野。ホールスタッフ兼パティシエ。
よく働くいい社員だ。頭脳明晰で何でも安心してまかせられる。
「はよー。」
「今日も早いんですね」
「まぁな。今日ホールの方頼むわ。俺見れなかったら」
「え。山田さん今日来ますよね?」
「水野……山田だからだよ」
「え……。」
―ガチャ
「おっはよーございまーす♪」
「朝からうるせーよ。」
「あれ?もぅご機嫌ナナメっすか。店長」
「早く着替えろ。アホ」
「ひどくない!?ねー水野くん!」
「早く着替えろ。バカ」
「水野くんまでー!」
朝からバカ騒ぎしてるのは木ノ下。
ホールスタッフ。
別名ナンパスタッフ。水野と同期。
「あっ。ねーねー水野くん。合コン行かない?」
「行かない。」
「じゃ店長はー?」
「行かない。」
「えー!人数合わないんすよー!」
「山田にしろ山田に。」
AM9:00
開店まであと1時間。
「今日人数少ねーからテキパキ頼むわ。」
「はい。」
「了解っす。」
一通りスタッフに指示を出し、俺は日課の事をするべくケータイを取り出す。
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