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かざした手からなにかエネルギーのようなものが出る。
「これ疲れるんだよね~」
「喋ってないでやりなさいよ。これだからガキは…」
「うるさいな~瀬田一騎をさっさと連れて来なかったからまだこんなことしてるんですけど?」
「内輪揉めはそれくらいにしておけ。スコーピオ。」
「わかったよ。レオン。」
「一気に行く。」
そう言うと瀬田一騎の周りに大きな魔方陣ができた。
「さすがだねオバサン。」
「黙って」
一番神経を使う場面なのか早い口調で喋る。
「ハーイ」
「お前の周りの環境を犠牲に他の人間がいや、世界が助かったとしたらどうする?」
「突然なんだよ?」
無視ですか?そうですか。
「姿見せろよ。そしたら言ってやるからよ。」
するとボンヤリ人影が見えて段々少しずつだがはっきり見えてきた。
「俺!?」
そこには朝洗面所の鏡で見た俺がいた。
「言え。」
「別にいいんじゃない?」
「答えるのが早いな。」
「だけどよ。俺は俺以外の人間が犠牲になった平和とかはいらない。」
「お前にチャンスをやるよ。今回は俺が助けてやる。」
なにを言ってるの?この馬鹿は?
「意味が「まぁ、聞けよ平凡なゆとり野郎。」
「今回だけだからな。アイツらから助けてやるのはよ。」
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