第一章

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あの野郎が助けるとか言って目覚めたら都市みたいなとこにいた。とにかく街だ。そして目の前には校門がある。 「君早くこちらにこないか。」 なんか警備員みたいな人に連れて行かれる。背中に馬鹿デカイ剣がある。 「はい?」 状況が理解できない俺は固まる。 なにここ? いろいろ考えてみるが全然わからない。校舎に連れて行かれる。 「君はここの生徒だろ?今日入学式だぞ?」 「ここ?」 校門を見ると名前が書いてある。マジックアカデミアと書かれている。 なにそれ?俺が通う高校はもう少し違う名前だったはずだ。カタカナがこんなに並んだ名前の高校のはずはない。 「間違いじゃないですか?」 「なにを言っているだか…入学試験の実技試験で君は試験官を吹き飛ばしたじゃないか?」 …………なに言ってるの?この人? 吹き飛ばした?しかも入学試験ってなんだよ? 「ほら早く体育館にはいるはいる。」 「体育館?これが?」 城にしかみえないんだが…。 「入学試験ここでやって半壊させていたじゃないか?初めてみる魔法でビックリしたよ。」 「半壊!?」 こんな馬鹿デカイ建物を…?いやいや、なに言ってるの? 「マジ?」 「ああ。早く行きなさい」 呆れた感じに言って体育館の扉を開ける。 中の人間の視線が俺に集中する。 「ははは…」 渇いた笑い声が出た。 意味がわからない~!なにが起きている?魔法ってなに?
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