第一章

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この女なに?見た目はいいがいくらなんでもこの性格はあり得ない。 じっと見ている俺に気が付いたらしく俺を睨む。 「なんだよ?」 「そっちこそなによ?」 「お前ら二人仲いいな~知り合い?」 ニコニコ笑っている男が会話に入ってきた。 「そう見える?」 女が男を睨む。なんて女だ。会って数分でまたコイツの犠牲者が出る。殺戮マシンだな。 「見える見える」 女とは対照的にニコニコ笑って答える。 うわ、コイツ命知らずだな。 「そう思うなら眼科に行け!」 そう言って立ち上がり蹴を入れた。 俺に。 かろうじて避けた俺は机から転げ落ちた。 「ちょっと待て!話せばわかる!あ…」 スカートから黒い物が見えてしまった。 女はバッチリわかっていたらしく俺を睨む。 俺はまるで蛇に睨まれたカエルのごとく固まる。 冷や汗ダラダラである。 「あんた確か魔力使えないとか言ってなかった?」 「まぁ…」 「真実か確かめてあげる。」 「へ?」 「FIRST…火舞…」 そう呟くと両手に火球ができた。 「うまく守ってみたら?」 周りを見ると誰もいない。さっきのニコニコ笑っていた奴はいた。 「話しあわないか?」 「イ・ヤ・♪」 その後、殴りつけまくられた。
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