序章

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「私~あなたを殺しに来ました♪」 ………は? 「それマジ?」 携帯を開いて110番………繋がらないな~ 「この空間は何も通さないわよ?」 早く言え! 「あれ?あんまりびびってない?」 「内心びびってるが…、なんとかなるだろう。」 虚勢を張ってみた。 「ふ~ん、数分後にはどうかわるか楽しみ~♪」 母さんの顔でやるとあまり怖くないな…。ロリ顔だからか?あ…母さんは!? 「母さんはどこだよおばさん?」 「睨まない睨まない。無事よ~。」 「ストン!」 ナイフが俺の顔の横を通り抜けた。 「ヤバイ!!」 とりあえず出ようとしたがドアが開かない! 「鬼ごっこ終了~」 終わるの早! そもそも始まってたの!? 「一瞬であの世に送りたかったけど少し虐めるわね?」 「虐めた後は?」 「ウフフ…、ショック死するまでいたぶる。」 どちらにしてもろくな死に方じゃないようだ。 そして思った。コイツは正真正銘ドSだ。 「っ!」 ナイフが肩に刺さる。めちゃくちゃ痛い! 「ギャー!死ぬ!絶対ヤバイ!!」 「大げさね~。」 「今時の若者はゆとり教育を受けてるんだよ!普通こんな目に会わないんだよ!ゆとりなめんな!」とりあえず反論。 だが… 「ドス…」 「ギャ…」 足かよ…、そう思ったら続いて右手、左足、肩、脇腹に刺さる。 「ちょっ…ヤバイ…。」 「あ~たまんない!ゾクゾクするわ~」 ヤバイ意識が… 「このドSババア…!」
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