序章

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あ~あ、もっと力があればマッハで潰すか逃げてやるのに… あ~あ、たった数十年で人生終了かよ… ん?おかしくね?ババアごときになにを弱気になってるの? 「おい、オバさん。」 ふらつきながら立ち上がった。 「あら~まだそんなこと言えたの~?」 「あ?まだ?死ぬまで言ってやるよクソババア!」 そう言って蹴を入れようとするが… 「ガン!」 なにか固いものに当たる。家の中だから素足だ。 結果… 「痛い~!ちょっと待てなんだ!?これ!?」 透明の壁としか言いようの無いものが… 「悪いわね~アンタ捕獲しないとダメなのよ~」 「さっき殺すって言わなかったか?」 「嘘よ。あたり前じゃない~アレがこんなとこで覚醒されたら最悪だもの~」 アレってなに!?しかも俺、捕獲されてるんだけど!? 「アレってなに!?」 「企業秘密よ」 教えてくれるわけもないわな… 「企業がやってるのか?」 なるほど…、て……どこの企業だよ!? 「長く話をしすぎたわ…。「『強制執行……送還』」 そう言うと俺の後ろに真っ黒な穴が開いた。 「なにこれ?」 指さして聞くと 「質問は終わり」 その言葉を聞いたら俺は穴に吸い込まれた。
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