誇りを賭けた戦In青光

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ほんと留美さんってモテるんだなぁ~。 えっ、留美の話は出るがいつになったら会えるかって?? 多分もう俺らの教室にいるんじゃないかなぁ? あの人なぜか昼休みになると俺達の教室に遊びに来るんだよ。 たしか俺や恭也に会いに来るって前にいっていたような、なかったような……。 まあ留美さんも俺と同じ学校に通ってたし、 小さいころからの付き合いだからあまり周りの目を気にしないらしい。 俺もいい姉さん的な感じで接している。 そして五人目の先輩を軽く騙した時、いよいよ最後の直線、 つまり一年教室前の廊下についた。 「あと少し…あと少し」 実際かなりの距離を全力疾走しているわけで、だいぶ息が上がってきていた。 俺は最後の直線を走り始めた。 …がその時、 、俺が一番気にしていた奴がでてきやがった… できれば出てきて欲しくなかったなぁ。 「また…お前か…ハァ…ハァ…聞くだけ無駄かも知れないが……ハァ…そこをどけ…」 「どいてもいいが、その手に持っている物をこちらに渡してくれたらな。」 そうこいつが俺が一番不安だったA組代表の石瓦 豪(いしがわら ごう)だ。 柔道部に所属しており、身長は180cmは軽く越しているだろう。そして俺は161cm…あきらかに今の状況は不利だ。 「相変わらず卑怯だな。前も待ち伏せしやがったのに今日も待ち伏せかよ。」 「俺は走るのが苦手なんでな。しかしお前が持って来てくれるから助かるぞ」 「…………くそっ!」 そう…こいつは前回俺がここまで持ってきた物を力ずくで強奪しやがった。 今回も懲りずにまたやってきた。 まさに絶対絶命!また取られちまうのかよ…… 「さあどうする。逃げるのか、それとも………俺とやるのか?」 「……………」 また今日も駄目か……俺は石瓦に袋を差し出そうとした時、 俺は力いっぱい叫んだ。 「あっUFO!?」
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