誇りを賭けた戦In青光

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「……あぁ?今なんて言った?」 「えっ…いや…だからUFOが…」 「今すぐ物を置いてこの場から立ち去れ!!じゃないと一週間病院送りにするぞ!?」 「………チッ」 俺は素直に自分の足元に物を置いた。 「そうだ。弱い奴はそうすればいいんだ。ハッハッハ!」 俺はその場を離れた。 俺が仕掛けた罠にはめるためにね。 「よし。今日は15個か…なかなかの数だなあ」 「……おい……金ぐらい払えよ」 俺は石瓦に言った。 「ふっ…そうだったな、ほらよ釣りはいらねぇよ」 石瓦は五千円札を俺に投げ渡した。 「ありがと――― ………な~んて言うと思ったバーカ(笑)」 「お前今なんて言っ…」 『『『ドゴッ』』』 石瓦が喋ろうとした瞬間、突然石瓦が前方に吹っ飛ばされた。 「グハァッ……だっ誰だ!」 石瓦が振り返ると、そこには… 「俺か? 俺は一年D組大峰恭也だ。 仲間を助けに来た…というより仲間に来さされたって言った方が正しいな」 そうそこには俺の親友大峰恭也が石瓦の背中にドロップキックを決めていた。 「なっなに……来さされただと…?」 石瓦は狂ったような目で睨んでいる。 「そうだ。全ては大希が考えた作戦通りだが……そうだよな、大希?」 「ああ、その通りだよ。全部俺の予想どうりさ。 当然この馬鹿が待ち伏せしていたのもね」 そうなんです、実は全て作戦通りなんです。 どうせこの石瓦は今回も必ず待ち伏せしてくるって大体予想していたんです。 その証拠に石瓦は前回と同様に途中で会うことはなく、最後の直線まで会うことはなかった。 そこで俺は石瓦に罠を仕掛けた。 俺はまた石瓦が待ち伏せしてくると予想して親友である恭也に援護を求めた。 その結果見事メロンパンを取り返すことができた。 ちなみに俺が物をおいてその場を離れたのは、 恭也の飛び蹴りが石瓦に直撃したら必ず前に吹っ飛ぶと思い離れました。 マジ避けなかったら俺まで巻き添え喰らいそうだったからね。
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