誇りを賭けた戦In青光

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ちなみに恭也の親父さんはボクシングをしていて、恭也も小さいころから毎日鍛えていた。 しかし親父さんは酒癖が悪く、 中学のころから恭也や恭也の母によく暴力を出していたらしい。 しかし、恭也が中学二年のとき、親父さんは酒に酔った輩達に絡まれ喧嘩になり、輩の一人が凶器を出し 親父さんは刺されました。 刺されながらも輩達を倒した親父さんでしたが、 出血多量で近くの病院で亡くなりました。 それ以来恭也の前では親父さんの話はしないように気をつけてます。 しかし親父さんが死んでも恭也はボクシングをやり続けていました。 まあ今はもうしていませんが。 ちなみに恭也の爺さんは拳法家で少林寺をしていて、今も現役で頑張っているらしいです。 まあそんな親・爺の下で生きてきたのでそこら辺の雑魚は相手にならないらしいです。 しかし恭也はめったに相手に手を出すことは無いのですが………そうとう気分が悪かったんでしょうね。 「それより、さっきちゃんと聞けなかったんだが、何で合図があれだったんだ」 そうか、さっき石瓦が襲って来たからちゃんと言えなかったんだ。 「あぁ、あれね。実はね、 あの合図は敵を油断させつつ、恭也に確実に合図を送るためにあれにしたんだ」 …そうさっきから言っている合図というのは、 恭也がD組から助走して石瓦に飛び蹴りを入れるための、 開始の合図のことです。 ちなみにその合図は…… 「なんで“あっUFO!”ってので油断させたんだ?」 そうなんです。あのUFOは、実は合図だったんです。 あれは苦し紛れに言ったんじゃないんですよ。 「今のは時代で“あっUFO!”なんて言ったら、 まず相手にしないでだろ? まああの状況だから合図なんて思わないだろしね。 あそこで大事だったのはいかに石瓦を油断させられるかだったんだよ。」 「なんで油断させないといけなかったんだ?」 「恭也、人が一番攻撃をよく喰らう時って油断している時なんだよ(笑) まあそうでもしないとあいつは俺には倒せないから」 「でも結構俺が倒したんだが……」 「まあ楽に倒せたんだから、俺の作戦も重要だっただろ?」 「確かサシでやったらキツかったな…」
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