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たぶん背は170cmぐらいあるだろう。黒く綺麗な髪を肩より少し下まで伸ばしている。
そしてなんといってもこの姉さんの凄いところは…、
Perfect Styleなんです。
平たく言えば、ボン!キュッ!!ボン!!!です。
しかも超美人だし。
べっ別に好きなんかじゃないですよ?
俺は年上は興味ないですから!本当に!
…ということで、俺達は留美さんも加わり、教室の後ろの席で話し始めた。
メロンパンを食べながらね(笑)
「あれ?留美さん今日は随分遅かったですね」
「うんちょっとね、きょーくんのカッコイイとこ見てたの」
留美さんは皆を昔からの呼び名で呼んでます。
ちなみにきょーくんは恭也のことです。
「留美さん隠れて見てたんですか?」
「うん、ちょっと怖かったけど、きょーくん凄かったね!」
そりゃあんな闘いを見て怖くない人はいないでしょ。
「まあ恭也は飛び蹴りして、右ストレートかましてましたからね(笑)」
「あ~なんか廊下がさわがしいと思ったら恭也達だったのか」
「まぁ…そうなんだ。
けどそんなにうるさかったか輝??」
「あぁ~メロンパン美味しい」
一人めっちゃ幸せそうにメロンパン食ってる天然がいた。
「輝はほんとそのメロンパン好きだな(笑)」
「だって美味しいもん」
お前は小学生か。
てか高校生がメロンパンぐらいでそんな幸せそうな顔するか?
ん?なんだ?口開けたまま輝を見ている人が……。
「ひ~か~る、私にもメロンパンちょ~ぅだい」
「やだ。ビシ」
「……ひかるひどぃよぅ~…なんで食べ物になると天然じゃなくなるんだよぉ(涙)」
いやあなたも小さい頃から一緒にいるんだから、知っているでしょう。
ちなみに輝は食べ物の事になると人が変わります。
ってか、メロンパンぐらいで泣かないでくださいよ。
「武流のがあるじゃん」
「えっ、ほんと!?」
「俺もう全部食べた(笑)」
「…ちっ、なんだよ役立たずが。………ほんと使えないね。……なんで生きてるの。……マジ最低なゴミ虫だな。メロンパンの一つも姉に用意できないのかよ…」
またか…。
「…る…留美さん?」
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