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「あれ?私今なんか言ってた?」
すっごく黒い発言を連発してましたけど…。
「姉さん…ひどぃよ…」
「なんか言ったかクズ野郎」
「……グスン…なんで俺だけ厳しいんだよ」
「相変わらず留美さんは弟に厳しいね恭也」
「そうだな…」
見ての通り、留美さんは弟に対してかなり厳しめの態度に変わります。
ほんと人が変わったみたいに激変します…。
まあ昔からこんな感じなのでもう慣れましたが、今だに武流はいじめられてます。
武流はMなのか?
「ねぇ恭也?武流ってMなの?」
なんと輝と俺は脳内回路が同じなのか。
少しショック。
「いや、Mじゃなかったら今頃たぶん自殺してるだろう(笑)」
「「たしかに……」」
「何故そこで二人とも納得するんだよ!?
てか俺はMじゃねえ!断じてMじゃないぞ!!」
なんかだか知らないが、めっちゃくちゃ否定しているドMがいた(笑)
「た~い~き、さっきメロンパン沢山持ってたから一個ぐらいちょ~ぅだぃよ~」
もうまだ、言ってるよ……。
「ゴメン留美さん、俺全部みんなに売っちゃったから自分の分持ってないんだよ」
「そうなの…残念…」
留美さん本気で残念そうにしてるし…。なんだか申し訳ないなぁ。
俺が諦めかけてたその時、
「留美さん、半分食べる?」
えっ?恭也本気で言ってる?
恭也もメロンパン大好きだったよね?
「ええ!?ほんときょーくん!!」
「別にいいよ。俺今日あんまり腹減ってないから、半分で 充分だから」
なんだって!?腹減ってないだと?
三時限目の時、腹減って死にそうとか言ってたのに?
「……ほんとにいいの……?」
「あぁいいよ。俺ちょっと昼寝してくるから」
といって恭也はパンを留美さんに渡し教室を出ようといた。
が、
『『『ガシッ!!』』』
「………?」
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