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門永side
オイラの可愛いくて愛おしい國正君はどうやら一睡もしてないようだね、お久しぶりーオイラだよー。
柔らかくて少しサラついてた唇を思い出すだけで何回でもイケそうだけど(何回抜いたかなんて言えないよー、一応オイラにも恥じらいはあるからね)流石に朝立ちは勘弁だから回想と言う名の妄想を止めて液晶モニターから視線を外す。
授業免除があっても頭が良くなかったら留年しちゃうから最近は毎日授業に出てる、まぁ回りから白い目で見られてたとしてもオイラにはまったく関係ないし、あ、まぁ見られることは無いだろうけどね。
「おっと、簡単にシャワー浴びて行かないとそろそろやばいかな」
大きな独り言を言ってから立ち上がり、浴室へ向かおうと立ち上がったと同時に携帯が鳴る。
オイラは軽く舌打ちをしてから携帯画面を見て、通話ボタンを押し耳元に近付けた。
「はい、どっっっっっっちら様で? 風紀委員長だなんてマゾ野郎の存在は知りませんけど」
『……もっと攻めてく「すみません、どうかいたしましたか委員長?」……これもプレイの一環か、門永』
「さぁー? で、何の用です」
『件の転校生の事だ』
「あぁ、彼、ね」
『どうした、彼が来た当初はかなり興奮していたではないか』
「飽きちゃったんですよ、それに大っ嫌いになっちゃって」
『そうか……まぁ彼についての対策を練ることを目的とした会議を急遽行う事になった為連絡をしたのだ』
「へぇーオ……じゃなくて、私は居ないと駄目なんですか?」
『あぁ、お前が必要だからな』
「……了解、じゃあ今日委員会室に授業が終わり次第行きますね」
『あぁ、頼む、では』
委員長はそういうと電源を切った、オイラも携帯を閉じてから携帯をベッドに投げ捨ててから着替えを持ってバスルームに向かう。
さーて今日も一日頑張るかな。
國正side
一睡もしていないため、体が怠くふらふらになりながらも教室に向かっている今日、授業は得意分野が多いから居眠りしても差し支え無いだろう……多分キット。
そんなこんなで自分のクラスである2-Bの教室まできた、鞄を持ち直し扉を開けるとクラスメート達が俺を見、はよー、と適当に挨拶をしてくる。
俺もクラスメート達に挨拶を返しながら壁よりで後ろから二列目の自分の席まで行き、鞄を机の横に掛けてから席につく。
「はよ、神原」
「ん、はよー」
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