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「あーあ、絶望的。ほんと絶望的。」
「ちょっとー…、なんなのよー。せっかく人があんたの寝癖、直してあげてんのにさぁー。」
「だってもうすぐ期末テストじゃん。絶望的じゃん…。」
「別にあんた、赤点とってるわけじゃないからいいじゃない？だめなの？」
「うん。だめだね。なんでかって言うとね…、ぜんぶ赤点じゃないけど、ずば抜けて良い教科がないんだよね…」
葵が死にそうなくらい補習に絶望している教室の端、
ヘアアイロン片手に友人の寝癖を直す女子と直される女子がいた。
「別に今からそんなこと考えなくても大丈夫だよ」
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