本領発揮

3/4
前へ
/26ページ
次へ
「ある程度はなんでもできるぞ」 「でも」 「うん、戻すのは無理」 「使えねぇ」 「やー、お前がちょこっと魂をくれるならね」 「は?」 「ま、今はいいか。時間を止めることなら簡単だぞ」  少し驚いた。 「そ、そんなことできるのか!?」 「3分だけね」  この際短いとか文句は言えない。 「じゃあやれ」 「かしこまりました」  抱えていた洗濯物を下に落とした。 「あ、この野郎」  すぅ、と静かに深呼吸して目をつむった。 「Å◎◇▽☆¢#」 「!?」  よ、よし、携帯は右手に常備しておこう。 ついでに1、1、0と。 「あくまーーータ~イム、ストップ!!」 「うわっ、ダセぇ」  ちょっと期待した俺が馬鹿でした。
/26ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加