4人が本棚に入れています
本棚に追加
/26ページ
「一言言わせてくれ」
スッと立ち上がり、俺に曲がりのない視線を向けてきた。
「お前は俺のことを変態だと怪しんでいるかもしれないが」
「怪しんでねぇよ。断定してんだ」
「最後まで聞けって。まず……」
無駄に一呼吸空けて、
「俺は悪魔だ」
「ホワッツ?」
たまたま訪れたコインランドリーで、俺は悪魔と名乗る変態に出会った。
この出会いが後の人生を左右する、なんてことにはしたくないので俺は迷わず携帯電話を取り出した。
最初のコメントを投稿しよう!