prologue

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漆黒は怠くなったのか同じ場所でずっと居合いを繰り返している。知能の低い魔物ですぐに近寄ってくるからいいが他のだと通用しないだろ。 ま…俺も面倒になってきたしそろそろ決めとくか。 「……やっぱ面倒…喚装」 双剣が消え今度は純白と漆黒の双銃が俺の手に収まる。軽くクルクルと弄くると引き金を引いた。 銃から出たどの弾も魔物の頭をピンポイントで撃ち抜いていく。 しかも1発の威力が半端なく、魔物の頭を完全に吹っ飛ばしてさらに後ろにいた魔物にも被害を与えていた。 軽く魔力を込めただけなんだがやっぱり柔いな。 そのまま軽く500体は撃ち殺すが魔物が減っている様子はなかなか窺えない。 「あぁぁ!!うぜぇ!!雑魚のくせして数だけは無駄にいるなぁ!!」 地道に魔物を斬り伏せていた漆黒がとうとう音を上げた。んな文句があるなら技使えばいいだけの話だろうが。 「……奥義…終焉の光」 それを示すように俺は純白の銃からは白の、漆黒の銃からは黒の極太の魔力の光線を放つ。 その光線を途切れないようそのまま保ちゆっくりと一回転。草原にいた魔物の大群は綺麗さっぱり跡形もなく消滅した。 漆黒の姿が見えないのでゆっくり辺りを見渡すが焼け野原が広がっているだけ。どうやらあいつは俺の砲撃に巻き込まれてくれたようだ。
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