第四章 闇千代の試練・極み

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昴「次はこれ乗ろう♪」 聖司「おいおい、こんなメルヘンちっくなやつ乗るのかよ。お前は女か?!」 昴「今は女の子だもーん♪」  係員にフリーパスを見せ中に入る。 昴「この馬!聖司が前な。俺後ろ乗る」 聖司「はいはい、お姫様」  お姫様…だと?  なに悪乗りしてんだよ!  でも悪い気分ではない。  俺達は一匹の馬に二人乗りした。  聖司に後ろから手をまわししがみつく。 聖司「胸が当たってるんデスケド…」 昴「気にするな、俺も気にしない」  そう言っているうちにメリーゴーランドが回り始めた。  周りの景色が早く動く感覚がすごく気持ちいい。  その夢のような時間も早く終わってしまった。 昴「もう一回」 聖司「却下!」  そんなこんなでいろいろ乗り。  もう夕方になってしまった。  楽しい時間はあっという間に過ぎ去ってしまう。  最後の締めはもちろん観覧車。  王道だね。  ちょうどこの時間がいいとギン姉は言ってた。
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