第五章 高校生活スタート

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 高校入学式当日の朝。  家族全員で朝食を食べている。   桂馬「昴、今日が入学式か?」 昴「そうだよ。お昼から」  そう入学式はお昼からになっている。  なのでまだ制服は着ていない。 桂馬「お前の制服姿、一番に見たかったんだがな」 亜由希「残念。昴の制服姿は私が先に見てるわよ」  実質美弥子なんだけどね(笑) 桂馬「そうか…。では帰ってきたら俺にも見せてくれよ。じゃあ行ってくる」  ちょっと残念そうな表情をして出て行った。 昴「うん。いってらっしゃい」  そして智秋も立ちカバンを持って学校に行こうとする。 昴「智秋、背中汚れてる。払ってあげるから背中向けて」  俺は汚れを払ってやった。  乾いたペンキの粉だった。 智秋「あ…ありがとう、姉ちゃん」 昴「うちの中学は春休みのうちにペンキの塗り替えをするから。もたれる時は気をつけてね」 智秋「りょうかい。今日も可愛いな姉ちゃん!」
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