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高校入学式当日の朝。
家族全員で朝食を食べている。
桂馬「昴、今日が入学式か?」
昴「そうだよ。お昼から」
そう入学式はお昼からになっている。
なのでまだ制服は着ていない。
桂馬「お前の制服姿、一番に見たかったんだがな」
亜由希「残念。昴の制服姿は私が先に見てるわよ」
実質美弥子なんだけどね(笑)
桂馬「そうか…。では帰ってきたら俺にも見せてくれよ。じゃあ行ってくる」
ちょっと残念そうな表情をして出て行った。
昴「うん。いってらっしゃい」
そして智秋も立ちカバンを持って学校に行こうとする。
昴「智秋、背中汚れてる。払ってあげるから背中向けて」
俺は汚れを払ってやった。
乾いたペンキの粉だった。
智秋「あ…ありがとう、姉ちゃん」
昴「うちの中学は春休みのうちにペンキの塗り替えをするから。もたれる時は気をつけてね」
智秋「りょうかい。今日も可愛いな姉ちゃん!」
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