第五章 高校生活スタート

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昴「これから本格的に女の生活が始まるんだ!茶化すな!!早く行ってこい!!」  照れ隠しに背中を思いっきり叩いてやった。 智秋「いってぇ!じゃあいってくる」  このやり取りに母さんはクスクスと笑っていた。  午前11時を過ぎた頃、早めにご飯を食べ学校へ行く準備をしていた。  これから毎日この女子用の制服を着ていくのか。  本当なら男子用の制服だったんだけどな。  部屋には中学の時の男子制服を飾っている。  もう着ることないとは思うけど…。  俺が男だったという唯一の証拠品。 昴「思い出に浸ってないで着替えますか!」  俺はスカートを履き制服の袖に手を通した。  筆記用具とメモ帳と上靴をカバンに入れ部屋を出た。 昴「いってきまーす」 亜由希「待ちなさい」  母さんに止められた。 昴「なに?」 亜由希「ハンカチ、ティッシュ持った?鏡と櫛も持っていきなさい」 昴「ハンカチとティッシュは分かるけど…なんで鏡と櫛?」
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