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覆面は意気揚々として小男に向かって言った。
「アババ様、これが地獄の大魔王に見えますか?」
「あわわ、あわわ……ウグウグ……」
「あはは、これはステキな名前をアババ様からいただいた……地獄の大魔王!そうだ、お前にピッタリの名前だ……地獄の大魔王プルートゥ!」
「ぷ、ぷ、ぷぷ…ぷるぷるぷるーとぉ……?」
「アババ様、落ち着かれましたか……くくく、では、早速、アババ様から直接、大魔王にご命令をどうぞ…」
「ふぇぇっ、遂に完成したのか!す、す、凄いのぉ、つ、つ、つ、強そうじゃの……あわわ、な、なにをめ、め、めいれいすれば、あばばば…」
「アババ様の変わりに、このプルートゥが世界一の栄冠を手に入れるのです。地上最強最大のロボットとして少なくとも今後10年間はプルートゥが世界一のロボットとして、世界に君臨することでしょう。そのプルートゥの圧倒的強さに世界はアババ様に平伏すことでしょう。」
「おお、おぉ、そうじゃの……こんな凄いロボットなら実現…で、できそうじゃの……」
「さぁ、御命令を……プルートゥに……世界一と言われる七体のロボットを破壊するように……アババ様!」
「ぷ、ぷ、ぷぷ…ぷるぷるぷるーとぉ……余がチョチ・チョチ・アババ三世じゃ…じゃあ!」
『GALAU…ハイ、マスター…』
「ぎ、ぎゃあ…しゃしゃしゃべったぁ……あぅあぅ」
「ククク…アババ様…プルートゥはアババ様の思うがままに動きます。あらかじめ、七体のロボットに関しては情報をインプットしております。行けとおっしゃれば、プルートゥは、直ぐにでも実行しますぞ!」
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