そして再会―

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ガバッ あたしはベッドから 起き上がった。 目の前には 保健室。 あれ…… ☆▲は………? あ、そっか…。 夢…………か。 そう思っていた時 あたしの目に ある人が映りこんできた。 中原「坂口……クン…?なんでココ…。」 そこには 近くのソファーで寝転がって いる 坂口クンがいた。 坂口クンは外を見ながら 「……野球で手首捻挫した。………湿布。」 と左手をあたしの方に 向けた。 あ、ホントだ。 湿布貼ってある。 そう思ってると 坂口クンは ドサッと ソファーで胡座をかいた。 中原「けど……何でまだここにいんの…?部活まだあるだろうし誰か待っ…」 あたしの言葉は 坂口クンの声で遮られた。 坂口「お前。」 ……え? 中原「あたしが…何?」 そう言うと 坂口クンはギロッッと睨んで いる。 そして、 そのかおで あたしが寝ていた ベッドに近づいてくる。 そんで 横のベッドにもたれる。 坂口クンは天井を見ながら 言った。 坂口「お前………何で泣いてんの?」
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