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―夢と言うのはね。
キミが起きている時にできたたくさんの思い出が変身したものなんだ。
―思い出?
―そう。
良い思い出なら良い夢。
悪い思い出なら悪い夢ってね。
―おじさん。僕、良い夢が見たいな。
―そっか。
じゃあ、キミが今日眠る時に良い夢が見られるよう、
お兄さんが楽しい話をしてあげる。
そして、夢しか見ない大人は
夢を見ない男の子に、自分が今までにみた楽しい夢の話をしてあげました。
男の子も、大人の話がとても
楽しくて時間が経つのも忘れ、いつしか夕日が辺りを照らしていました。
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