序章

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ゴッガツッバシッ 森の中から響く拳が交わる音 「相変わらずやるな秀道!!」 この者は夜空 咲登 性別は男性 この国の騎士団長を勤めるもの 「私は肉弾戦得意じゃないのにやるなぁ言われましても 機械・式神専門何ですけどね 元より私は戦闘専門じゃないですし」 この者は大道 秀道 性別は同じく男性 この国の武器や機械などの設備士 「まぁそういうなって 実際俺と互角にやり合えるのは秀道ぐらいしかいないしな」 ニカッと笑い秀道を見る 「あぁ……まぁそうだね よくもまぁこんな弱い軍事力で国を制圧されませんね」 呆れたように渇いたため息をつきつつ咲登の組み手の相手をする するとどこからか咲登を呼ぶ声がした 「団長!!団長!!国王がお呼びです!!」 騎士団の団員と思われる兵士が咲登を呼んだ 「だそうですよ、咲・登・団・長さん♪」 皮肉混じりに笑顔で咲登に言った 「おいおい、そんな呼び方するなよ 気持ち悪いぞ♪」 仕返しをするように笑顔で返した 「早く行かないと国王様がお怒りになりますよ~」 「や、やべえ…… 急がないと…… 急ぐぞ秀道!!」 「何で私まで走らなきゃいけないんですか」 「だって外出許可…… お前のだけ取ってない」 爽やかな笑顔で答える咲登 「なっ、はぁ? はぁぁぁぁぁ!?」 いつもは冷静な秀道だが職の危機を感じたのか焦っている 「以上伝言をお伝えしたのでお先に失礼します!!」 ビシッと綺麗に敬礼して来た道へと戻っていった 「うむ では急いで戻るか 安心しろ秀道、首になりかけたら俺が責任持つさ」 「そうして下さい、馬鹿団長さん」 咲登達は騎士団兵士が通った道へ走っていった
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