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「トシ…、次はいつ会える…?」
「仕事が溜まってるからなぁ…、二週間後位だな…」
「そっか…、わかった。
仕事頑張って…」
「あぁ…、ありがとうな銀…」
土方は銀時の髪にキスすると、明日も仕事の為
隊服を着て刀を持ち
万事屋から立ち去って行った。
それを見送った銀時は服を着て、その日は終わった。
それから二週間が経とうしていた
ある日、銀時は携帯で土方に"話がある"と呼ばれ、何かと思い脚を屯所に向かわせたが…
「え?…今、何て…?」
「好きな奴が出来た…だから別れてくれ…」
信じられなかった…
土方から言われたくも無い言葉を言われるなんて…
俺は、"別れたくない"と言いたかった…
でも言葉が出なかった…
変わりに出たのが…
「わかった…、話はそれだけだよね…。…じゃぁね…」
俺は、涙を流さないように耐えて、無理矢理笑顔を作りその場を離れて行った。
「………」
銀時が立ち去った後、
俺は固まってしまった…
今にも泣きそうな顔で
笑顔を向けてきた銀時に、言葉が出なかった。
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