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突然の出来事だった。
その日、
仕事を終えて
いつものように帰路に着く君に
悲劇は訪れた。
交差点を横断中、
信号を無視して突っ込んで来たトラックに、
君はまともに弾き飛ばされてしまったのだ。
強かに頭を打ち付け、
すぐに近くの病院に搬送された時には、
既に意識不明の状態に陥っていた。
報せを受けて駆けつけた僕にも、
もう君は目覚めてみせることもなく、
最期にひとつ
深いため息のような呼吸を吐くと、
永遠の眠りに就いた。
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