~生徒会~

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「荒城君、コイツは中野杏子(ナカノキョウコ)。金髪だけどコレは地毛なんだ」 「そういうことだ♪」 金髪は笑顔で…、いや笑いながら言った。 「それより杏子!!私がお熱とはどういう事だ!!」 「もう夢中じゃないか、毎日毎日コイツの名前を呟いてさ~」 「それは荒城君をどうやって生徒会に入れるかを考えてたんだ!!」 二人は言い争いを始めていた。 ……俺は蚊帳の外だ。今なら逃げれんじゃね? 俺はそっと鈴野から離れてドアに手をかけた。 バンッ 「みんな♪今日も頑張ろうね♪……ってあれ?」 いきなりドアが開いたせいで顔面を強打していた… 「よぅ優香、祐希が例の奴連れて来たらしいぜ?」 「あっ!!荒城君!!逃げようとしたな!?」 ……どうやら逃げるのに失敗したらしい… 「ゴメンね、大丈夫?」 「……あぁ、気にするな…」 そう言って立ち上がった。 ……本当なら逃げたいとこだ。 けど鈴野に見つかった以上逃げるのは無理だろう… 「優香、彼が荒城将平だ。なかなかいい目してるだろ?」 「どれどれ…?」 鈴野に促され俺の目をじっと見てきた… それで何がわかんだよ…
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