プロローグ

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俺は荒城将平(アラキショウヘイ)、高校一年になってもう半月は経つ。 今日の授業も終わり、空の鞄を持って帰るところ…のはずが… 「荒城君!!早く来い!!みんな待ってるぞ?」 「だから…、嫌だって言ってんだろ!!」 なんでこんなことになってんだ? こんなことになったきっかけは… そうだ…、あの日だ。 あの日の帰り道に事件は起きてしまったんだ… 俺の生活を真逆な物にするくらいの事件が… ……………… …………… ………… ……… …… 「ふぁ~…よく寝た…」 高校に入学して一週間が過ぎた… クラスメイトは新しくできた友達と帰ったり駄弁ったりしていた。 けれども俺は一人だった。 それもそのはず、授業はほとんど寝ているし、遅刻もしている。 まだ一週間しか経っていないのに、俺は教師から白い目で見られている… でもかまわなかった。 昔からこんな感じだったし、今さら変わるつもりもない。 俺は今の生活で満足している。 だからこのままでいいんだ…
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