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「昼は弁当か?」
「いや…、購買で買う予定だけど…」
「どうやら間に合ったみたいだな…」
軽く息を吐きながら安心した顔をしていた。
「……なんなんだよ」
「昼は生徒会室で食べるからな、着いてこい」
「はぁ!?」
周りを気にする事なく大声を張り上げていた。
クラスメイトも驚いているらしく、騒ぎだしていた。
「荒城が副会長と飯!?」
「何が起こってんだ!?」
「副会長萌え~♪」
様々な反応が聞こえる…
あと最後の奴は黙って欲しい。
「ほら、行くぞ」
「いやいや!!なんで生徒会室で食わないといけないんだ!!」
「君は生徒会の一員だから」
「「えーっ!!」」
クラスの奴等がまた騒ぎだす…
無理もないな、今の発言なら…
「俺は入った覚えはない!!」
「体験入会するんだろ?その後すぐに入りたくなるから同じだ、というかこの際入会でいいだろ♪」
「よくないよくないよくなーい!!」
「わがままな奴だな」
「お前は暴君か…?」
クラスの奴等はひそひそとあれやこれやと話していた。
……どうすんだよ、この空気。
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