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「私の手作り弁当だ♪」
祐希は胸を張ってそう言った。
するとご立派な胸が…
……変態か俺は…。
「どうした?嬉しくないのか?」
「祐希、きっとこいつ嬉しすぎて声も出ないんだぜ♪」
それは違う。
「そ、そうか♪そんなに嬉しいのか♪」
顔を赤らめながら嬉しそうにする祐希だった…
「それより会長や昨日のちっこいのは?」
「ちっこくて悪かったですね」
「ぬわぁっ!!」
後ろからいきなり声をかけられた…
振り返ると昨日のちっこいのがいた。
「誰がちっこいのですか!!」
どうやらちっこいのを気にしてるらしい…
「昨日ちゃんと自己紹介しましたよ?」
「忘れた」
「バカなんですね…」
呆れたような顔で言われた…
いや、本気で呆れたんだろうな…
「明日香です、次ちっこいのとか言ったら怒りますよ?」
「わかったよ…」
「さて、そろそろ昼にしよう。昼休みが終わってしまうぞ?」
祐希がまとめていた。
みんな思い思いの場所に座って弁当を開けていた。
俺も開けるか…
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