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「とりあえず荒城君、これにハンコ押してくれる?」
「うわ…」
渡されたのは書類の山だった…
「これでも少ないほうだよ?」
「マジかよ…」
「ここにハンコ押すだけでいいからね♪」
「チェックとかしなくていいのか?」
「大丈夫♪ちゃんとチェックしたから♪」
会長が胸を張って威張っていた。
そして大きな胸も強調されて…
……いかん、変態になるとこだった…
ギュッ
「イタタタッ!!」
「仕事はきっちりやろうな荒城君」
隣にいた祐希がものすごい力でツネってきた。
「ちゃんとやるっての…」
ツネられた場所を擦りながら、さっき教わった場所にハンコを取りに行った。
「私たちはお茶してるからな~♪」
杏子は笑顔でサボる宣言をしていた。
「実際やる事ないからね~♪」
会長も暢気にコーヒーを飲み始めるし…
「すみませんね、荒城さん」
明日香もそう言って紅茶を入れていた。
「荒城君、私の分のハンコは?」
どうやら祐希は手伝っくれるらしい…
「ありがとう祐希、手伝ってくれて」
「バカ、初めて作業する者にすべてを任せれんだけだ」
ごもっともです。
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