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「ハァ、ハァ、なんでこんな事になってんだよ…」
「君は不思議な奴だな…、普段は不真面目なくせに正義感はあるんだよな…」
俺は地面に寝転びながら息切れ状態、祐希は平然な顔をしながら立っていた。
「悪かったな…、不真面目で…」
「だが君は助けてくれた。ありがとう、助けてくれて」
「……たまたまだ」
「やっぱり君は生徒会に…、いやなんでもない。それじゃ…」
「なぁ祐希、生徒会の鍵ってさ。俺が入らなかったらどうするんだ?」
「えっ…?」
不意な質問に祐希は立ち止まっていた。
「鍵だよ鍵、俺用らしいじゃん」
「なんでその事を…!?」
「今は関係ないだろ?それより鍵の話」
「あ、あぁ…。多分予備として使うだろうな…」
「そっか…、それなら俺に使わせてくれないか?」
「えっ…?」
祐希は驚いた顔をしていた…
「今からじゃダメか?」
「いや!!そんな事ないぞ!!大歓迎だ!!」
勢いよく近づいてきた祐希、……俺は寝転んでるわけで…
「白…、か…」
「なんの話……だ!?」
気づいたらしい、顔が赤くなってきたな…
「この不埒者ー!!」
「ぎゃぁぁぁ…!!」
明日を迎えれるかわからないな…
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