プロローグ

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「てめぇ何者だ!?邪魔するなら容赦しねぇぞ!!」 小物の悪役が言うようなセリフを吐く不良。 そんな不良を無視して俺は女の子に目で逃げろと指示した。 最初はわからなかったみたいだけど、走って逃げてくれた。 「あっ!!待ちやがれ!!」 女の子はもうすでにいなくなっていた。 見方によらず足が速い子のようだ 「てめぇ…!!どう落とし前つける気だ!?」 またもや小物の悪役が吐くセリフを吐いていた。 「アンタに魅力がなかっただけだろ?」 「死ねぇー!!」 今のでキレたらしく、殴りかかってきやがった… 「うらぁっ!!」 ボスッ 「くは…」 俺は紙一重で避けカウンターでみぞおちに拳を喰らわした。 結構深く入ったはずだからかなり効いてるだろう… 「く…、覚えてろ…」 不良は勝てないと分かるとヨロヨロと逃げていた。 「ったく…、無駄な事した…。これも全部直樹のせいだな…」 今ノコノコやって来たら殴ってやる… トントン 「さっきはよくも逃げたな直樹!!」 怒鳴りながら振り返ると直樹はいなかった。 その代わりにいたのは…
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