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「さて、始めるぞ」
「後五分くれ」
「ちなみにこれから帰るまでの二時間で休憩は五分間だけだ。好きなタイミングで取らせてやるが今使うのか?」
「さて勉強始めるぜ!!何してんだよ祐希、始めようぜ!!」
俺はすぐに机の上に勉強道具を出した。
今から約二時間ぶっ通しで勉強なんて拷問だからな…
「祐希って荒城さんの扱いが上手いですね」
「そうか?」
「二人ともだべってないで早くやろうぜ!?」
「わかってる、明日香はどうするんだ?」
「私は二人の邪魔にならないように勉強しますよ♪」
「なっ…!!何を言って…」
「祐希~、何してんだよ~」
「ほら、愛しの旦那様が呼んでますよ?」
「……明日香、覚えてろよ?」
祐希は顔を赤くしながらやってきた。
……明日香になんか言われたのか?
小声だったから聞こえなかったけど…
「なぁ、明日香になんか言われたのか?」
「ななななななんでだ!?」
祐希がめちゃくちゃ慌ててる…
何か言われたんだな…
「なんでもないならいいよ、それより早くやろうぜ」
「わかってる!!」
……なんか機嫌悪いな。
明日香に何言われたんだ…?
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