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｢えっ…？あっ…!!｣
言われるまで気づいてなかったらしく、言われてから真っ赤になっていた。
｢……この、不埒者がー!!｣
｢待て!!俺は悪くないってうわぁぁぁ!!｣
いつ出したのかわからない木刀を振り回しながら俺を追い回す祐希。
……俺は無実なのに。
｢明日香!!助けてくれ!!｣
近くにいるはずの明日香に助けてを求めたがすでに非難していた…
｢ちくしょう!!｣
いつの間にか部屋の隅に追い込まれていた。
……命運尽きるってのはこんな状況を言うんだな…
｢覚悟はいいか｣
｢俺は悪くない｣
｢問答無用!!｣
｢ぎゃぁぁぁぁ…｣
｢すまない…｣
｢……………｣
俺はあの後、祐希が正気に戻るまで殴られ続けた。
……生きてるのが不思議なくらい。
｢全く…、祐希が全部悪いじゃない…｣
止めに入ってくれたのは会長だった。
なんか訳のわからない内に木刀を奪って止めていた。
なんだかんだで会長も化け物じみた強さだよな…
｢すまない…｣
それから祐希はずっとこんな調子だった。
これじゃ全く勉強が進まないな…
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