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「疲れてるだろ?早く家に帰って休め」
「バカ、こんな時間に女の子一人で帰らせれるかよ…」
「荒城君…」
「優しいね~♪」
「なるほど…、あぁやって祐希をオトしたのか…」
「荒城さんも罪な男ですね…」
いい雰囲気を一瞬でつぶしてくれた三人娘。
……なんかスゲー恥ずかしい。
「帰る!!」
祐希も恥ずかしいらしく、走って部屋を出ていってしまった…
「って呑気に見てる場合じゃねえ!!」
早く追わないと追いつけねぇ!!
「じゃあまた明日!!」
鞄を取って祐希の後を追った。
アイツ速いから追いつけねぇかも…
「荒城さんも必死ですね」
「祐希の事好きなのかな‥」
「そうなんじゃないのか?祐希もまんざらじゃないみたいだしな」
「そうだね…」
彼女が悲しい顔をしていた事に誰も気づいていなかった…
「ゼェッ、ゼェッ、追いついた…」
「すまない…」
俺は奇跡的に祐希を学校の門の前で捕まえる事ができた…
「ゆっくり歩こうぜ…」
「あぁ…」
とりあえず目的が果たせそうだ…
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