~悪夢~

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「ちぃーす」 部屋に入ると祐希と杏子がいた。 「遅いぞ、早速答え合わせだ」 「……へ?」 何を言ってるのかが全くわからなかった。 「なんだ?問題に自分の答えを書いてないのか?」 杏子がそう言ってきた。 ……そんな事する余裕はなかったよ。 「仕方ない…、テストが返ってくるまで待つか…」 「残念だったな~♪祐希を頂けるか分かるチャンスだったのによ~♪」 杏子がニヤニヤしながらちゃかしてきた。 「俺はそんな事考えてねぇよ…」 「でもしたいだろ?祐希、あれでも胸あるぞ?」 「なっ!?」 思わず祐希の胸を見てしまう… 「不埒者ー!!」 「ギャー!!」 いつ持ったのかわからない木刀で吹っ飛ばされてしまった… しかも気を失わないよう力を抑えてるらしく、気は確かだった。 ……おかげでめちゃめちゃ痛いよ。 「アハハハハ!!」 「杏子、貴様もだ」 「何ぃ!?」 次は杏子が吹き飛ばされるらしい… いい気味だ…、反省しやがれ… 「喰らえ!!」 「「なっ!?」」 杏子は小さな玉を床にたたきつけていた。 すると粉が煙幕みたいに巻き上がった… 「じゃあな♪」 お前は忍者か。
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