~悪夢~

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「祐希の欲しい物を教えてくれ」 「「……へっ?」」 みんな揃ってポカーンとしていた。 ……そんなに変な事いったか? 「理由は…?」 会長が代わりに聞いてきた。祐希はまだポカーンとしているみたいだ… 「今回のテストとか普段から世話になりっぱなしだからな。何か礼がしたくてさ…」 言ってて恥ずかしくなってきたのでみんなから顔を反らした。 「わかった、なら今度の休みにデートしろ」 「「はぁっ!?」」 杏子の提案に俺と祐希は同時に叫んでいた。 何がどうなったらデートに繋がるんだよ… 「将平は祐希の好きな物を買ってプレゼントしたい。違うか?」 「まぁそうだけど…」 「ならデートしていろんな物を見てから決めればいいじゃん」 ……確かにそうだな。 「杏子にしては考えてたんだな…」 「当たり前だろ!!私はいつだって考えて喋ってんだよ♪」 「それより祐希はどうだ?」 「へっ!?」 「嫌なら嫌でいいんだけ」 「行く!!行くぞ!!」 祐希はかなり慌てた様子で答えてくれた。 ……何でそんなに焦ってたんだ?
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