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次の休みに俺たちはデートする事が決まった。
俺は普通だったけど、祐希の様子がおかしい。
顔は真っ赤、手と足が同じ方が出てる、喋るとやたらと噛みまくる。
本当に大丈夫かと聞いたら、「大丈夫だから心配するな!!」と噛まずに言った。
会長と杏子は「祐希も女の子なんだね~」と頷いていた。
それを見て祐希はさらにしどろもどろになる始末。
……本当に大丈夫なのか?
「荒城さんの方がダメみたいですね…」
明日香はやれやれという感じで言ってきた。
……一体なんなんだよ。
「なっなぁ荒城君!!」
「なんだよ…」
今はいつもみたいに祐希と下校中だ。
帰る時もみんなが冷やかしてきた…
さすがに慣れたけど…
「今度の休み…、楽しみにしてるからな♪」
「あ、あぁ…」
そんな笑顔で言うなよ…
そんな正面から言われると照れてしまう…
「じゃあな♪」
「あっオィ!!」
祐希は走り去ってしまった。
……今度の休みに祐希とデート…か…。
楽しみだな…
「……なんでこんな事考えてんだ?」
自分で自分がわからなくなってきてるな…
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