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「……あぁそうだよ!!私は今日の君とのデートが楽しみで早く来たんだ!!なんか悪いか!!」
「いや悪いとは言ってないだろ…」
てか図星だったとは…
楽しみにしてたとか言われたらなんか恥ずかしいな…
「と、とりあえず行こうぜ?理由はともかく二人とも集まったわけだし」
「……そうだな」
結局約束の一時間前からデートは始まった。
微妙な距離感を保ちながら…
「……こちら会長、様子は?どうぞ」
「こちらゴールド、微妙な距離感です、どうぞ」
「こちら明日香、なんでこんな事に巻き込まれたか分かりません、どうぞ」
「こちら会長、ちゃんとコードネームを言いなさい、どうぞ」
「こちらゴールド、ノリが悪いぞ、どうぞ」
「……とりあえずこの距離なのにトランシーバーは要らないと思います」
「「一度やってみたかったの♪」」
「はぁ…、とりあえず追いましょう…」
二人の後を追う生徒会メンバー。
普段の祐希なら気づいていただろう。
けど今は余裕が全くない状態…
それのせいで気づかなかったらしい…
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