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｢とりあえず服屋から行くか？｣
女の子は服を見るのが好きって聞いた事あるし。
｢あぁ、そろそろ夏服の新しいのが出てる頃だろうし｣
ウキウキしてる祐希を見てるとなんだか嬉しくなる。
……なんでだろう。
｢どうした荒城君、早く行こう♪｣
｢あ、あぁ…｣
今は楽しむ事だけを考えよう。
｢二人は服屋に向かうみたいですよ？｣
｢なんでわかるんだ？｣
｢これです｣
｢うわっ、盗聴器!?｣
｢明日香ノリノリだな…｣
｢やるからには本気でやらないと｣
明日香の意外な一面を見た二人だった…
｢ここだ、最近できた服屋だそうだ｣
祐希に連れられること十分。
たどり着いた服屋はたしかに新しい雰囲気を出していた。
｢これかわいいな♪｣
いつの間にか祐希は中で服を漁っていた。
……いつ入ったんだよ。
｢荒城君!!早く早く♪｣
｢わかったからそんなに叫ぶな…｣
でも祐希が楽しそうにしてるからいいけどさ…
せっかく遊びに来てるのにつまんない思いだけはさせてはいけないからな…
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