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お決まりのオープニングが流れてからゲームは始まった。
バンバンバン
無駄のない銃さばきで次々と敵を倒していく祐希。
みるみるうちに終盤にまでたどり着いていた。
俺と直樹はいつもここらでゲームオーバーになるんだよな…
「荒城君、ここはこうやってクリアするんだ」
バンバンバンバンバンバン
祐希は迫ってくる敵を倒しながら箱を撃っていた。
……いったい何をしてるんだ?
バンバンバンバーン!!
「なっ!?」
箱が大爆発しただと!?
その爆発に巻き込まれた敵はほとんど倒れていて数えるほどしか残っていなかった…
「どうだ?すごいだろ?」
笑顔でそう言う祐希はすごくかっこよかった。
その後のボスも簡単に倒れて見事クリアしていた。
「……祐希ってなんでもできるんだな」
「なんでもとは言い過ぎだ、私だって躊躇してしまう事もある…」
「例えば?」
「……秘密だ」
顔を赤くしながらそっぽ向いてしまった。
……気になるけど、これ以上追求するのは危険が伴うしな…
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